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しがない!

しがない40代自営業の世迷言

まだまだ我々はお金を稼ぐのが下手なんだなと痛感させられたある日の夜

仕事が楽しいという病……


自分が個人事業主だから、という訳でもないのだろうが周囲には同じような人間が多い。社長や一人親方、お店のオーナーとか。

同級生は知っている限り会社勤めで独立しているのは俺くらいだが、現在住んでいる所で付き合いのある中では会社勤めは数えるほどしかいない。
類は友を呼ぶとはよく言ったものだ。

とは言えそれぞれが同じような考えを持っているという訳でもない。
当たり前のことだが、方向性はみんな違っている。
そこが面白く興味深いものでもあるのだが、同時に自分たちがまだまだ勉強不足であることを痛感させられるものでもある。


つい先日、珍しく夜中まで酒を飲みながら話していた時に思ったのだが(そもそも論としてみんな仕事に対する考え方が違うのは当たり前として認めるとしても)、日本人はお金を稼ぐことについてあまりにも無頓着で、仕事の方向性、将来性についての視野が狭すぎやしないだろうか。

特に自分の技術でお金を稼ぐいわゆる職人系の人にその傾向が多い。
技術を高めることで仕事のレベルも上がるだろうしお金も稼げるようにもなる、のだが逆に言えばいつまでもプレーヤーとしての自分以外にお金を稼ぐ手段が無いということでは?

自分が止まると収入も止まる、病気になったら?怪我をしたら?たまには休んで旅行にでも行きたくなったら? 仕事が楽しくて休む気にならない、とか目標があるから休んでる暇が無いとか言う人がいるが会社辞めて縛られなくなっても新しい縛りは欲しいんだなーとしか思えない。

俺は独立してから5年ほどほとんど休まずに仕事をし続けているが、ルーティーンに陥ってしまいがちで新しいアイディアや仕事のレベルを上げる為の情報を仕入れることができなくなっている。
今ある仕事のスキルは上がるとしても、階段を上がる力にはなりづらく、上を見ておかないと階段があることすら気付けない。そういう物に気づくためには心の余裕や仕事を俯瞰できる時間が必要だと思う。ちょっと出かけた先で新しい発見があり、そこから仕事のヒントを得ることもあるのだ。

 

話していると疲れてしまう人たち

独立すると休みを取らなくなったり人を雇うことに拒否反応を示したり頑張れば状況を変えられるという思い込みをしてしまう人は多いと思う。

それは事実でもあるがちょっとした勘違いでもある。

  • 休まない、休む気がない→集中力には限界があるので仕事のクオリティを上げる為にも休んだほうが良い。充実感でテンションを保ち続けることはできない。
  • 人を雇いたくない→自分が動かないとお金が入らないシステムから抜け出せない
  • 頑張れば状況を変えられる→一人だからそりゃ変えられる。しかしさしたる意味はない、なぜなら一人しかいないから。状況=自分であり周りではない。

別にそういった情熱に溢れている(ように見える)人たちを間違いとも思わないし馬鹿だとも思わない。ただ、人との関わりが少なくなる、特に意見を言ってくれる人が周りにいなくなると視野が狭くなりがちで頭も固くなりがちだ。


俺も仕事が楽しくて仕方ない、自分で全ての責任を取れるから楽なんだ、とか他人の人生なんて背負いたくない、とか言う人に多く出会ってきたがそんな人は大概結婚生活や恋愛において失敗を繰り返している。なぜならその考え方は自己中心的な側面があるからだ。他人を排除することはできないから仕事というエリアはできるだけ心地よくしたいという気持ちも分かるのだが

他人と関わることの少ない個人事業主、社長という立場の人間は特に注意すべきだと思う。ある程度生活が豊かであったり仕事が充実(とても忙しいだけ)していたりすると自分が成功者であると勘違いしてしまいまわりに対して見下した態度で接してしまうこともある。

俺はそういう人と話しているとすごく疲れるのだ。
自分自身も仕事で成功したいと思ってはいる、だが今の仕事だけを続けるつもりは無いし5年後も自分が今の仕事の中心である可能性はゼロだ。
今年から来年は、人を雇いつつ仕事の枝葉を広げ、収入をできるだけ分散化する方向で動こうと決めているからだ。

まあ、お金が上手く回らなければ自分でやるしかないだろうしどうなるかは未定ではあるが。そもそも俺が独立したのは平日でも好きなときに休んで買い物に出かけたりキャンプに行ったり旅行に行ったりしたいからだ。ここ数年それを忘れて仕事そのものが人生の目標になっていたのに気づいてしまった。

仕事は確かに楽しい、新しい情報があれば試してみたくなり新製品が発売されたらその一つ前の品物は安く仕入れられそうだと作戦を練ったりハンドメイドのデザインや使い勝手を考えて作る過程は大変だが充実している。新しい道具やネットサービス、カメラやアプリ、仕事に繋がる情報を仕入れるだけで一日使えるくらい終わりの無いものだ。

そう、終わりのない技術の吸収、知識の吸収は楽しみなのだ。

 

楽しいからこそ離れることも必要

だが、そういった姿勢がいつまでも続くとは思わないほうがいい。人のマインドセットなんてより大きな影響があったり時間によっても変わっていくものだから。
変わる可能性を否定せず、そのチャンスがあれば柔軟に仕事の形態や自分の立場を変えられるような人のほうが個人として生きていくには良いのでは無いかと感じる。

個人事業主は仕事の全てが生活費に直結する。
お金を稼ぐということは自分の人生を豊かにし、できることの範囲を広げてくれる。
それを自分の手の中でやってしまおうとするのはあまりに視野が狭いのではないかと思うのだ。

自分の体は一つで使える時間も限られる、レバレッジは全く利かない状態だ。
そこで一日数時間でも働く人ができたらどうだろうか?あるいは自分と同じようなレベルで仕事ができるパートナーがいたら?
自分が別の仕事をしていても作業は進んでいく、仕事量は増える。浮いた時間で更なる稼ぎを作り出せば人を雇ったとしても出来上がる売り上げは一人よりも大きくなるだろう。もしもできないのなら人を雇うほどの仕事量が元々無いのか仕事の指示が下手なのか。

自分に入るお金が減ることがイヤだから雇わない、という考えが根底にあるとより大きなお金が得られるチャンスをフイにしてしまう。
そういった考え方には日本人の投資意識の低さが出ているような気がする。
お金を増やす、しかも仕事量少なめでというのに拒否反応が有るのではないだろうか。お金は自分が額に汗して働いて得られるもの、というような。

自分が勉強して人よりも先んじてお金を投じたからこそのリターンであり、後ろめたさは微塵も感じる必要は無いと思うのだが労働賛歌が未だに主流派である以上正しい投資意識が身につくのはまだまだ先のことなのだろう。

ただ、仕事に対しても同じ考えは良くない。
お金を投じて人を雇うことで得られるのは自分の仕事時間だ。更に言えば人を成長させることで雇った時間内で達成できる仕事量、質は上がっていく。そうなると更に自分の仕事時間は増えていく。
増えた仕事時間を遊びに使うのは論外だがお金を生み出す(短期でも長期でも)仕事をしていくことで売り上げは更に増える可能性がある。

売り上げが上がれば設備投資も更なる雇用も可能となり、そこから更に売り上げを上げることも可能だろう。

これは机上の空論で、大体の個人事業主や会社は10年後には廃業しているというデータもある。廃業した理由は分からないが投資意識が無い事も理由の一つには挙げられるかもしれない。


お金を稼ぐには仕事時間を長くしたり休みを減らしたりする必要がある。
そういう考えをしているうちはお金を上手く稼ぐことはできない。自分ひとりしかお金を稼げないなんてハイリスクな投資をしているのと同じだ。しかも全財産と自分の人生を掛けて。もしかしたら家族の人生も掛けて。

FXをハイレバレッジでしているようなものだ。

FXをやる人をアホだ馬鹿だといっておきながら自分はリスクの高い仕事スタイルを続ける、どんぐりの背比べである。


我々はまだまだお金を稼ぐことに対しての考えが足りない、それは事実。
自分の許せる金額を人を雇うという投資に使い、しっかりと管理し運用できるのならリスクは軽減される。問題はリスク管理、他人というのは自分にとって大きなリスクだ。考えていることは分からないし予測不能な行動をとる。
だからといって自分だけの世界を作ることは危険だ。

仕事が楽しいからいつまでも自分が携わっていたい、としても技術や知識を人に渡していくことで社会貢献にもなる。その人がそれでお金を稼げるようになれば。
自分のできる範囲で人に対して投資する意識、それを是非見につけたい、俺もそう思っている。


せめて自分の描いた生活ができるように。
人とお金に働いて貰わなければならない。










働き続けるのが辛いなら逃げても良いとは思うのだが完璧に成し遂げるのが条件

会社は入り方・過ごし方・辞め方皆平等に大事である


現在は個人事業主(今年からはフリーランス寄りではあるが)ではあるのだが、22~35歳までは会社員として働いていた。

前の記事で書いたとおり、俺は就職活動で失敗している。 

 

business-life-hitime.hatenablog.com

 
現在ではダメージが抜けて思い描いたとおりの自由な働き方が実現しつつある。
だが、現在に至るまではなかなかに辛い期間も過ごしてきた。次の記事は25~30歳まで働いたブラック企業での思い出を書いてみよう。

現在まで俺は3回仕事を辞めてきた。
4回目で個人事業主になったので打ち止めだろうが、3回就職したとも言える。
たかが3回、されど3回。俺なりに大事だと思えることは3つだ。(多分もっとあるが思いつかず)

その1、社会人としてのスタートを誤らないことは非常に大事であるということ。これは前の記事で書いている。零細企業から大きな企業へのステップアップは絶望的に厳しい。転職はランクダウンがほとんど。

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何も知らない方が面白いアイディアを出せるとか若い方が恐れを知らずに挑戦できるという考えに少しだけ異を唱えたい

世間的に概ね正しいとされていることばかり信じても面白くない


自分の仕事の新しい可能性として、主に木を使用した雑貨や家具の制作をコツコツと行なっている。1年半程前からになるだろうか、民族楽器のカホンから始まりティッシュケース、小物棚、レザーのタッセルなど思いついたもので自分の技術で実現できそうなものから手を付けている。

これが作りたい、と発想した時にはいつもノートにラフスケッチを書いてみる。
そこから材料を決めたりするのだが大体はこれは今の自分ではできないな、と判断してやめてしまうことが多い。
簡単にできる雑貨品であれば特に迷わず設計図を書けるのだがサイズの大きいテーブルや収納棚などの場合は構造的にしっかりとした物でないと製品化が難しいのだ。
強度を上げるだけなら材料を増やしてがっちりとした作りにしてしまえば良いのだが、そうするとデザイン性が落ちるし重くなる。

プロの作り方ならば出来ることが自分には出来ない、というどうしようもない事実が発想を諦める要因になってしまっているのが現状だ。

趣味や自己使用なら別に作ってから考えればいいか、で済むのだが製品プロトタイプとして考えるとそうはいかない。
材料も時間も全て仕事に換算されるから無駄に終わるのは基本的に許されない。
出来上がったものは最低限、経費を取り戻せるものでなければやる意味が無い。

これは自分がある程度の知識があり、実現ができるorできないが判断できるからこそのことだ。もしも知識や経験がなく取り敢えずやってみようの意識が勝っていたら経費や時間を考えずに制作を進めていたことだろう。

無駄に終わる作業でも出来上がったものは物質である以上消えてくれない。
売るか捨てるかしなければ場所を取る邪魔者になってしまう。現状、俺が制作を諦めるのは仕事としてリアルに捉えるからこその判断だと思っている。 

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就活を舐めてかかったらその後の人生に大きなダメージが残った話

多くの獲物(会社)がある新卒という最高の狩り場


就職活動……既に20年近く前の出来事であり、どんな会社を受けたとか面接はどうだったか等、ほとんどの出来事を忘れてしまっている。
だが今になってみると一大イベントだったなあと思う。一年中お祭り騒ぎみたいな。

説明会や掲示板、求職票を見ながら分かりもしないくせに設立年や資本金、仕事の概要を分析した気になっていたのも懐かしい思い出だ。

合同説明会なんて、同じ目的、同年代が一堂に会する大規模イベント、訳も無くテンションが上がった記憶がある。
毎年フェスに出かける下地はこの頃に出来上がったのかもしれない。


懐かしい思い出を振り返ってみたが、結局俺は新卒で就職することは出来なかった。
いわゆる就職氷河期の始まり、前年よりも大幅に求人が減ったという話は聞いていた。
とは言え友人たちは新卒で結構良い会社に採用されていた。早い時期からコツコツと、業界研究なども抜かりの無い奴は氷河期だろうがそうでなかろうが関係ない訳だ。 

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本当に必要なものだけを持って生きて行きたいと思うのだが……

結局のところ不要なものは減らしづらく必要なものは無くなっていく


個人事業主である俺は住居のほかに倉庫を借りている。まあ、家で出品などのPC作業も行うし仕事場と家という明確な仕分けは出来てないのだが普通に会社員なら絶対に不要なものにお金を払っていると言うのは間違いない。

売り上げを上げると言う目的で借りた倉庫なのだが、現状ではパフォーマンスは最大化されているとは言えない。導線がうまく作れていないし作業スペースもしっかりと確保されていない。

数ヶ月に一度はマイナーチェンジ、倉庫の棚位置や作業スペースを変えたりということは行っているのだが毎回どうも上手く嵌っていないと感じる。
その理由は簡単で分かりきっているのだが一番対策が難しく解決できそうも無い問題なのでそんなものだろうと割り切って心と体を慣れさせていたのだ。

が、これからはその問題にがっちりと向き合おうと決心した。
さて、その難しい問題だが「売れ残り、売りづらい商品の在庫」をどうするかといものである。物販を生業にしているのなら最大のテーマ、完全に解決できたケースなど存在しないのでは無いかと思う大きな問題だと思う。

それでも出来るだけそういった在庫を効率よく捌く方法を模索すべきだろう。
商品は倉庫にある状態では場所を食う負債であると思っている。お金に変わってくれない以上、次第に邪魔者になるのは致し方ない。
在庫は常にスリムに、倉庫は常にスペースが空いた状態で入荷に備える。
そんな理想を追い求めてみよう。

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