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しがない!

しがない40代自営業の世迷言

独立のきっかけ・俺が仕事を辞めて個人事業主になった理由

会社を辞めよう、辞めたいと思うことは誰しも一度はあるはずだ。実際に辞める人の方が圧倒的に少ないが、どこが分かれ道なんだろうと思うことがある。

性別や年齢に関係なく、チャンスがあれば独立したいなーと思う人の割合は多いと思うのだ。ほとんどの人が仕事を辞めないということはそれが訪れていないだけなのかもしれない。

まあ、普通の人は生活もあるし独立するリスクなんてわざわざ背負いたくないし、そもそも真剣に辞めたいなんて思っていないのだ。愚痴の一環として「あー、辞めたい」と言うだけだから。俺もそうだった、面倒な人間関係や仕事の大変さはあってもある程度安定している生活を手放したくは無い。

 

 

会社を辞める決意・個人事業主になった理由


結局、俺は会社を辞めることにした。実際に辞めたのは2011年の8月末、しかし意思表示は4月だったと思う。一月だけ辞める時期を延ばしたこともあり、8月退職ではあったが3ヶ月前の意思表示はしていたことになる。

今思い返してみるとどこで決意したのか、ここだというものは思いだせない。ここで言う決意は退職の決意のことである、独立して仕事する決意ではない。

一応書いておくが、前の会社に勤めているときに独立して仕事をしようと決めたわけではない。俺は大学を卒業してすぐに一人で働くことを決意していた。ただ、どんな仕事をするかなどなど基本的なことを決めていなかったので、勉強のために色々な職種を経験しようと働き始めたのだ。


f:id:takuya-suzuki-hitime:20160823011924j:plain鎌倉の海を飛ぶ鳥・撮影時期は不明


さて、退職の決意だが前の会社はいずれ辞めるだろうと思いつつ働いていた。今の仕事の形はそのまま前の会社の創設期の形なので完全に影響はされている。独立しやすそうな仕事だと思ったのも間違いない。

いつ辞めてもよかったが、別に辞めなくてもよかった。気楽に働いていたし、震災の影響で人数も減っていたしでストレスがほとんど無かった。

 

だったら何故、辞めようと思ったのか……

  • 震災もあり、故郷の宮城に帰りたい
  • ストレスは感じないがモチベーションは全く無い
  • 働き続けた先で自分が得られる知識や技術に魅力を感じなかった

主な理由はこの3点。

 

俺は宮城県の出身、ちょうど震災の年である。家族は全員実家にいるし、親戚もいる。何ができるというわけではないが帰って皆のために何かしたいと思ったのだ。
そう思えたのは、理由3つの内の下2つの理由が大きい。

震災もあり、宮城出身のスタッフは続々と辞めて帰っていった。俺は一応、形ばかりとはいえ上司だったから最後まで見届けようと思っていた。
ちょうどその頃、仕事の流れが変わり、俺が責任者であった商品出品、価格設定などが全て社長の仕事になった。

俺は仕事の大半がなくなってしまったのだ。
現場作業をしながら商品を仕入れるスタイルだったので、商品の撮影なども行うのだがそれも俺の仕事では無くなった。商品の撮影はしていたがこまごまとした安値の商品がほとんどで、今までのようなモチベーションを保つことはできなかった。

日がな一日、倉庫や現場での作業……元々社長とはそりが合わなかったこともあり飼い殺されている感覚が消えない。
会社を辞めようと具体的な時期を探り始めたのはこの頃だと思う。

f:id:takuya-suzuki-hitime:20160823011015j:plain宮城・地底の森ミュージアム



俺は最初の記事にも書いたが無責任感というものをモットーにしている。
仕事における最終責任を俺は取ることができない、だからいちいち失敗を引きずらず責任を背負い込まないという考え方だ。

それでも、与えられたポジションで責任を持って仕事をしてきた自負はあった。
結果的に仕事が無くなったのは、俺のやり方が社長の考えに合わない、これからの会社には合わない、と判断されたからだろう。

いち作業員としての価値しかない自分になってしまったことを嫌でも思わされた出来事であったなあ、と今も苦い思いで振り返ることがある。

そう、会社は社長の手に戻り進み始めていた。それ以前に会社の舵取りをしていたのは俺だった。社長は嫌だっただろう、自分の会社が思いとおりにならない状況を見せ付けられていたのだから。

だから俺は仕事が無くなったのだ、そもそも最終責任者でない俺が勝手に会社の舵取りをしていいわけが無い。

そして、社長の手に戻った会社の未来は俺にとって魅力的なものではなかった。新たな方向性で仕事が進むのは分かっていたし、その中で新たな知識、経験もできるはずだった。


それに全く魅力を感じない自分がいた。
ここまで書き進めてみて分かったが、会社とともに進めないことが分かったときに辞める決意をしたのだろう。意外にセンチメンタルな感情だなー。

 

f:id:takuya-suzuki-hitime:20160823013156j:plain宮城・瑞鳳殿 撮影時期は不明



とまあ、くどくどと書いてきたがシンプルな退職までの経緯だと思う。

  1. 与えられたポジションでの仕事が自分に合わない
  2. 会社が自分を必要としていないと感じる
  3. 新しいポジションや仕事を与えられてもモチベーションは上がらない
  4. 会社で働き続ける魅力や意味を完全に失う

けっこうステレオタイプなパターンではないだろうか。
そして俺の場合元々が独立志向だったこともあり、そのまま個人事業主になったのだ。

結局のところ、我が強すぎるのだろう。
会社で働くには我がまま過ぎるのかもしれない。


なんだかんだで5年、社長には1年できたら3年、3年続いたら5年続く、5年続けば10年は絶対に続くよと言われたような気がする。
癪だけどそうだったら良いなーと思う自分がいる。

独立しても一定のテンションを保てる方が長続きするのかもしれないな。
いちいち浮き沈んでたら心がもたないからね。