しがない!

しがない40代自営業の世迷言

自分を成長させてくれる人は何も友達や先輩、身近な人とは限らない

印象的なひとこと

自分にとって忘れられない言葉ってあると思うがどうだろう?
印象的ではあるのだが、自分にとって大事な人から言われた訳ではないがなんだか心に残るような、そんな言葉。

その人にとっては何気ない会話の一部として言っていたものでも、なんだか引っ掛かるような。

 

俺がツールバカになったきっかけ

俺にもそんな言葉がある。

昔、まだリサイクル業界に入ったばかりの頃に大先輩から言われたものだ。
当然俺は右も左も分からず、自分以外は先輩という環境の中プライドだけで品物の取り外しや持ち運びに取り組んでいた。

 それでもやっぱり経験値が低いので、取り外しが難しい品物も出てくる。

何とか取り外しはできたものの、時間が掛かってしまったと思っていた時だ、
前後に何を話したのかは忘れたが、その一言だけが残っている。

それは、
「俺は自分がくだらない人間だって分かってるから道具は良い物を揃えるんだ」
という一言だ。

まあ、情景が思い浮かばない限り??な感じだと思うが俺にとっては金言であった。
自分の実力を過信しない、低く見積もる、ことが大事でありそれを補うために必要な道具を揃えることを惜しまない。

現場作業、今手がけている製作でもそうだが知識や経験が無いからこそそれを補う道具は必須だ。そうしないと作業時間はどこまでも伸びるし仕上がりも悪くなる。

その言葉を聞いてから、俺は道具にはお金を惜しまなくなった。
ホームセンターやプロショップを回って、よさそうな道具は取りあえず買ってみる。
気づいたら自分の工具バッグには現場で想定できる色々な事態に対応できる工具が揃えられていた。

今も続いているツールバカ誕生のきっかけであった。

 

道具という言葉にこめられたもう一つの意味を知った

そんなこんなで今もホームセンター巡回と工具メーカーのホームページチェックが大好きな俺であるが、最近あの言葉を思い浮かべる機会があった。

意外なことがきっかけだったが、あの時先輩は本来はこういう意味で言っていたのかも、と思うようになった。

俺は現在一人で仕事をしているが、新たに始めたいくつかの仕事が上手くいった場合人手が完全に不足する。その場合、柱となる業務以外に新たな人を入れることになるのは間違いない。

そんなことを考えていると、あの言葉が浮かんだ。

なるほど、道具には人も含まれてたのね。

自分が会社経営や仕事をするのに足りない部分がたくさんあることを自覚し、それを補うために必要な人材を用意するってことか!

人を入れる、前の会社でアルバイトの雇用、面接も担当していたので一応の経験はある。しかし今の仕事に人を雇うなら、当時とは全く違う目線で判断するだろう。

会社員時代は自分の作業量を減らすため、若い労働力を確保するためと言った狭いものの見方しかしていなかった気がする。
まあ、労働力は必要だったがもっと重要視したのが素直・体力・コミュ力だから特技があっても無視した可能性があるな。

今の俺が人を雇うなら

  • 木工作業の経験者
  • 経理の経験者
  • トラックの運転経験がある
  • 画像編集・商品管理などの経験者

候補は上のような感じかも。
俺が苦手、知識不足、やれるけどこれから先はやりたくない、といった項目を補ってもらいたいと考えると自然にそうなるかな、という感じだ。

組織を上手く動かしていくためには、道具となる人間を上手く配置し弱点をなくしていかなければならない。
その結果として、組織を5角形で表した際にはきれいな形になることが望ましい。
明らかな凹みがあるのでは、仕事の流れに影響してしまうからだ。

現場を離れた今だから冷静に考えられるだけなのかもしれない。
会社員だったらいまだに手っ取り早い労働力を求めている可能性はある。

それでも、自分が大事にしている言葉から新しい意味を考えられたことは喜びであった。置かれている立場が変わり自分も成長できたのかな、と思うことができた。


今までの人生を振り返ってみても、俺が他人に影響を与えた一言なんてないだろうな。
狙って言うようなものじゃないけど、誰かが俺の言葉で成長してくれていたら幸せだ。