しがない!

しがない40代自営業の世迷言

オリジナル商品開発のことを考えていたら仕事の基本に辿り着いた

現在、俺はオリジナル商品の開発に力を入れている。
ヤフオクを主戦場にしている限り、明るい未来は待っていないだろうしいつまでもそこだけにしがみつくのは嫌だから。

新たな販売サイトの立ち上げ、撮影技術もレベルアップ、商品価値を最大化、利益を最大化するための大事な仕事だ。

商品力を上げることで、今いるステージから更なるレベルアップを狙うべきだと判断したからこそ、毎日リサーチや試作品の製作に追われている。

しかし難しいものだ、オリジナル商品の開発とは。
今まで世の中に無い商品を生み出すつもりは最初から無いのだが、それでも大変だ。

俺の方向性としては現在売れている商品をベースにし、あったら嬉しい、気づかなかったけど便利、などといった機能やデザインを追加したものを製作することだ。
特にデザイン性、カラーリングや仕上げなどと言った見た目には充分にこだわりたいと思っている。 

 

オリジナル商品の開発をして思うこと

どんなものを作ろうか、などと考える時間は楽しい。
ノートにメモをしつつ、適当な商品案を書いていく。何しろ素人だから、実際の製作で必要になる作業や仕上げの難しさはそこでは考えていない。

イメージイラストを書き、必要になる部材を拾うためにより具体的な設計図を完成させた頃に諸問題に気づいてしまうのである。

例えば扉を付けようと考えた場合、扉の作り、必要な金具やパーツ類の選択に物凄く迷う。例えば壁に引っ掛けて使用できるような棚にしたいと考えた場合、壁にビスを打たなくても掛けられるパーツの選択などなど。

必要な部材を拾い出して買い物に行くのだが、パーツの名称が分からないのでお店の中を歩き回ることになってしまう。
結局揃えてみても、現実的に取り付けが不可能だったりするのでお金の無駄も発生している。最近はそんなことはなくなったが、試作品を製作する段階ではずいぶん無駄遣いしたと思う。

 

無駄に凝ったものや変わったデザインにしたくなる病気

オリジナルの商品を製作しよう、思い立った場合にはどのようなものを作ろうとするだろうか? リサーチももちろん行っているとして。

数人に聞いてみたが、意外と当たり前の形よりも個性的なものを作ろうとする。
何故かと聞いてみると、「当たり前の形はいっぱい売っているから面白い形にした方が良いと思う」とのことだ。

これが素人が掛かる病気だ。
厨二病にやや近い思想だと思うのだが、人と同じがつまらないとか売れるわけ無いと思ったりで、やたらと尖りたがる。

しかし、尖ったデザインにしても実際には作れない。
必要な知識、経験、技術の引き出しが無いのでデザインを形にすることができないのだ。結局思いついたデザインは形にならないばかりか、途中で止めてしまう。

思いついては断念を繰り返すので、いつまで経っても試作品が作れないのだ。
俺も独立してから最近までこの病気を患っていた。

今年に入ってからカホンを製作し始めたのだが、これが良かった。
シンプルなデザインなので、小難しいことをしなくても良いから取り合えず完成させることができる。
難しいのは、打面を取り外すことができるような加工とバズ音と呼ばれるバスバスとした金属音を鳴らすためのワイヤー加工だ。

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※ワイヤーを奥の金具で締められるような工夫をしており、金属音を
 調整できる

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※普通は先の尖ったビスを打って止めるのだが、本体側にナットを打ち込んで
 ネジ止めできるように加工した

とまあ、写真のような加工をする程度で特に難しいものはカホン製作には無い。
後はカラーリングや最終仕上げが重要なだけ。
色がキレイ、カラーリングがオシャレ、などの要素は結構重要だがこれはそう難しくないのだ。※一番重要なのは音だからそれ以外は普通でOK

俺はカホン製作で奇をてらったことをしなくても、良いものを作れば売れることを学んだ。まずは普通の物をたくさん製作し、知識や技術を積み上げた上で奇抜なデザインに向かえばよいのだと気づいた。

 

守破離って大事だな

守破離という言葉がある。剣道や茶道などの修行に対する考え方を表している。

  • 「守」は師匠や流派などの、型や教え、技などを忠実に守り身につける期間
  • 「破」の段階は教えられた型や技術と自分を見つめ、研究する。他の流派などの教えも
    考えるなどし、基本をあえて破っていく。
  • 「離」に到達することで師匠から離れ、自分の型、技術体系を作り出すことができる

 何も武道などに限らず、スポーツや芸術、仕事にも応用できる考え方である。
もう少し今の時代、仕事に合うように噛み砕くとこのようになる。

  • 守・先輩や親方の教えを忠実に守り、基本を叩き込む
  • 破・自分の経験から、基本を応用したり他の仕事の考え方なども取り入れてみる
  • 離・自分なりに応用を繰り返し、スタイルを見につけることで他の人間に教えられるようになる。自分流が認められる。

会社員なら周りを見回して欲しい、先輩や同僚が今どこに居るのか。
守か破か離か。
守を飛ばして破から始まっちゃう人も多いと思う。

会社に入った時点で何故か離に居る人もいる。

自分はどうだろうか? と見つめなおしてみるのも良いかもしれない。
独立してから最近まで、俺は破や離の段階に居るつもりの言動が多かったような気がする。会社経験、社会人経験が10年以上、つまり基本はできているなんて気持ちになっていたのだ。なんと恥ずかしい考え方だろうか。

独立1年生なのだから、基本からしっかり学ぶべきだったのだ。
オリジナル商品の製作にもこの勘違いが横たわっていた。応用編に位置するような難しいことをやろうとしていた。

そりゃ、失敗しますわ。
基本大事。

とまあ、オリジナル商品の開発の難しさから、仕事の基本に辿り着いてしまった。
連想ゲームのように記事を書いているから、意外な道にそれてしまうこともしばしば。

記事の作成もまだまだ「守」の段階。