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大儲け?そんなものは求めてないんだよ

ネットショップ運営の悩み・送料と梱包の関係について

ネットショップ永遠の悩み

ネットショップ運営上の悩みの一つは、送料だ。前に書いたこともあるが、俺のようなリユース品を扱っている業者は特に送料を気にしなければならない。安い商品を扱うことも多いから、特に送料に関しては突っ込まれる。

購入者が言うには、「せっかく安く買ったのだから送料を安くしたい。梱包はちゃんとしなくても構わないから、サイズを小さくして欲しい。」これを言われるのが実は一番面倒なことだ。

 

簡易梱包の謎

大体にして、簡易的な梱包とはなにか?

  • エアキャップ(プチプチと言われる)で包んだだけ
  • 段ボールで当てただけ

みたいなことを指している。商品のサイズにできるだけ近い状態で梱包をして欲しいのだろう。しかし、決して過剰に大きな箱に入れたりはしていない。当て物をして、必要に応じて段ボール箱に入れたりはするが、それだって商品のサイズギリギリになるようにカッターで切ったり曲げたりの工夫はしている。

しかも、簡易梱包でいいと言われても、運送会社からの指導があるのでそれは無理なのだ。運送会社は荷物事故が発生することが最も嫌なことだから、梱包には厳しいチェックをする。※特に毎日出荷する業者はそのチェックにさらされている。

購入する素人さんは、仮に荷物を出す場合でもそれほどチェックされないだろう。それは、毎日出荷する訳ではないし、梱包に関する知識が無いのが分かっているからだ。最近はキレる人も多いから、業者もヘタなことは言えないし。

俺が扱う中古品は、大体が元箱なんて無い。あればそれに入れて梱包するだけなので、こちらとしても楽だ。だが、元箱がないものを梱包するのは他に比べても特に難しい。荷物の形通りに段ボールを当てたとしても、それは荷物の保護の観点から見るとあまり効果が無い。やはり箱形にすることが必要となる。

適切に当て物をして、仕上げに荷姿をキレイにするのは、運びやすさから考えても必要なことなのだ。

せっかく安く買えたのだから、送料を抑えたいという気持ちは分かる。だが、送料の意味は、荷物を運ぶ事に掛かる費用である以上、商品の価格は関係しない。サイズが大きければ送料はそれだけ大きくなる。

当たり前のことだし、購入者も理解はしてくれているはずだ。だが、送料を気にするあまりこちらに梱包の指示をするのは止めて欲しい。荷物が壊れては本末転倒だからだ。

 

そして、その商品の意味も考えて欲しい。そもそも、近くのリユースショップで買えるならそれで済んだはず。だが、それでは手に入らないからネットで買っている。出品者が近くなら送料は安くなるだろうし、場合によっては取りに行くこともできるかもしれない。そうではない場合、送料は自分の手元まで商品を運んで貰うための必要経費と考えるべきではないか?

俺が努力して送料を安くすることはできない。商品のサイズは決まっている。運送会社が送料を上げようとしている中、俺のような小さな業者が特別に安い送料で契約するなんて不可能なのだ、悲しいことに。

 

送料は現状では安くならない

送料は俺の企業努力では安くできない。むしろ送料を安くする企業努力は運送会社がすることだ。それが無理なのはニュースでも結構特集されたりしているので、理解している人は多いと思う。

それには、梱包も少なからず関係していると思うので、俺なりの考えを述べてみる。

梱包の仕方を知らない素人さんは大概ひどい状態で荷物を送っている。全員ではなく一部だろうが、ダメな状態の方が目立つ。そして、悲しいことに業者もかなりいい加減なところが増えている。

とにかく、知識不足やいい加減な業者はろくに当て物もしない梱包で出荷する。一般的に集荷された荷物は店舗に集められた後、まとめて他の地域の大きなセンターに届けられ、配達店へと移動する。その間、荷物はキャスターの付いたかご台車といわれるものにまとめて収納される。

その収納はパズルのようなもので、荷物のサイズを合わせてぎっしりと詰め込まれる。そうすると、重量のある商品は下に置かれ、軽いものが上になる。割れ物、上乗せして欲しくないもの、それはあまり考慮されていないように思う。

そういう積み込みの中で、梱包がいい加減な商品が混ざっていると、かご台車への積み込みに影響する。箱に入っていないから重ねることもできない。そういう商品は、上のスペースを無駄にするという意味で、運送会社は嫌がる。しっかりとした梱包は、運送会社の作業の無駄を省くことができる可能性がある、大事なポイントとなる。


これは予想だが荷物事故の多くは、大型車に積み込む際、かご台車などに詰め込む作業の際に起こっている。時間の無い中、多くの商品を捌かなければならないので、一つ一つに細心の注意を払うのは非常に難しい。

梱包を簡易にすることで、運送会社への負担を増やす可能性があるなら、止めた方がいいというのが俺の意見。運送会社の負担(仕事量)を増やしてしまうと、結果的に送料は安くならない。梱包をしっかりと行い、作業量を減らしてあげればもしかしたら送料が少し安くなるかもしれない。

持ちやすく積み込みやすい、これが梱包の重要なポイントだ。それを守ることで、結果的に壊れにくい梱包になる。

俺のような業者は、とにかく商品を安全に届けたい。せっかく買って貰ったのだから商品が確実に手元に届き、満足して使って欲しい。梱包を簡略化し、安全度を下げることは、業者としてのプライドに反することだ。

大体、梱包を簡略化した方がこちらも楽だ。それを断るという意味を今一度考えて欲しい。

 

番外編・amazonの梱包について

amazonの梱包は過剰ではある。小さな商品でも倍以上の段ボール箱に入っているから。だが、あれだけの物流をこなすには、システムを簡単にするしかない。このくらいのサイズまではこのサイズの段ボールに、というような。誰でもできるシステムだ。
早く欲しい、早く届くのが当然になった現在、梱包に掛かる時間を短縮するのは大きな業者には必須だ。

過剰梱包は地球環境に悪い、というのは正論だ。だが、それならネットショップ及びその商品を輸送する運送会社も地球環境から考えたら悪だ。近場のお店を使えば地域経済に貢献できるが、それでは欲しいものは手に入らない。

ネットショップが必要悪なら、運送会社も同じ。そして、運送会社が運びやすい荷姿にするのだって必要悪だ。

ただ、amazonは過剰に安い送料で運送会社との契約にしている。これは単に悪だ。最近は自分たちでの配送も始めているみたいだから、改善されていくだろうけど。

amazonの箱はしっかりとしているので、地球環境を考えるなら、家の小物をしまう箱にしたりするのはどうだろう?
自分が荷物を送るときの箱にするのは?
なんとか再利用を考えるのも、俺たちのような消費者には必要な事だと思う。

 

ネットショップはもう生活にしっかりと根ざしている

 

ネットショップは今後、伸びることはあれ、衰退することは考えられない。運送会社のあり方も変わると思うが、現状は彼らに頼るしかない。みんながよい状態で仕事ができるように、送料の安い高いにばかり注目するのは止めて欲しい。

大体、商品が安いから簡易梱包で大丈夫なんて運送会社には通用しないのだから。